6月末の梅雨空の下、明日香村を少し回ってみました。地図を見ていると、仏頭でよく知られる山田寺跡があり、まずそこを訪れました。
細い道を通って行くと、そこは静かな里山でした。なだらかな竹林が遠くに見えて、何もない広場に建物の敷地が一部だけ盛り土され、ひらひらと蝶が舞っているような所でした。
今は興福寺におわす仏様は、この風景を楽しんでおられたのかも…
石舞台は、外からより中に入って見る方が、その石の巨大さがよく分かります。クレーンも動力もなかった時代、よくこんな仕事ができたものです。その頃の実力者だろうと思わせる立派なお墓ですが、被葬者は蘇我馬子という説が有力です。
そして、日本最古の飛鳥寺にも参りましたが、どこもわりに近く車より自転車の方がよさそうです。また、やっと探したコンビニが妙に和風だなぁと思ったら、黒い瓦屋根の建物でした。おだやかな田園風景に、古代の気配がにじみ出ている印象の明日香村でした。
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